■昨年の記録更新「次は3時間台」

 1996年のアトランタパラリンピック金メダリストの柳川春己さん(61)が、フルマラソンを4時間53分6秒で完走。記念すべき20回目の参加で昨年よりタイムを約23分縮め、ゴールの瞬間は両手を挙げて喜びを表現した。

 故障明けだった昨年とは違って、万全の体調で臨んだ。練習量は積めていなかったが、「僕の名前を呼ぶ声が途切れなかった」と沿道の声援を受け、きついとは感じなかったという。

 「アミノ酸が取れて疲労回復に効く」と、伴走した佐賀大農学部長の渡邉啓一さん(61)が作ったみそを口にしながら歩を進めた。渡邉さんは「僕も練習不足だったけど、柳川さんのエネルギーに励まされた」と改めてメダリストの気力に感心。柳川さんは「もっと練習すれば次は4時間を切れる」とさらなる向上心を見せていた。