■「落ちた」声聞き駆け付け

 佐賀署は28日、さが桜マラソンの応援中に水路に転落した80代女性を救助したとして、3人に署長感謝状を贈った。表彰されたのは、警備保障会社社員橋口剛さん(38)=武雄市、病院事務福川和正さん(57)と会社員中尾和紀さん(64)=いずれも佐賀市=の3人。突然の出来事に「無我夢中だった」と振り返った。

 19日午前11時25分ごろ、佐賀市久保泉町を通過するさが桜マラソンのランナーを応援していた80代女性が、腰掛けていた橋のへりから水路(水深約10センチ)に転落した。さが桜マラソンの警備をしていた橋口さんは「人が落ちた」という声を聞き、すぐに水路に入った。女性は横向きに倒れ、顔の半分が水中に漬かった状態で意識を失っていたといい、橋口さんは「とにかく助けなきゃと思った」と振り返った。

 近くにいた福川さんと中尾さんも救助に駆け付け、橋口さんと協力して水路から引き上げると、救急隊に引き継いだ。女性は翌日に退院した。

 橋口さんは「周りの協力があって助けられた。大ごとにならなくてよかった」と話した。現場の近くに住む福川さんは「普段は人通りが少なく、応援で多くの人がいたから良かった。不幸中の幸いだった」と胸をなで下ろした。